なにもできなかった子どもと関わって

1才児で入園。鼻水がたくさん出ていて洋服で鼻水をふく為、袖口はギトギト、ほっぺはガビガビだった
広い部屋を動き回り話しかけても目を合わす事ができなかった。着脱はもちろん、一人で食具を持って食べることができなかった。

部屋を走り回るときは、座って好きな玩具を出して遊ばせるように、常に側について一緒に遊ぶようにした。着脱は、広い部屋だと気が散ってしまうため、視界を遮る場所で声かけをしながらやっていた。

目を見て話を聞けないので一つ一つを意識が持てるように目の前で支度するものを見せてやっていくようにしていた。繰り返しやることで少しずつ子供の変化が見えてくるようになった。小さな目標を立てることで、できたときの喜びが私の頑張りになった。

半年かけてやっと友達と同じラインに並べるようになった。
お友達と同じラインに立たせてあげたい、「できない」で、あきらめない。毎日の関わり方でできる事が一 つ一つ増える。この思いを持ち続けてやってきた。

教えていくことは本当に大変なことだけど、できたときの喜びは何物にも代えられない素晴らしいことである

『あきらめないで!私たちの関わり方次第でその子は変わることができるから』

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